ブランドオーナー様、メーカー様必見!!
今回はオンラインショップ(EC)で売上を拡大するために必要な基本中の基本となる考え方をご紹介します。
今はAmazonや楽天、Yahooショッピング・PayPayモールなどなど、多岐に渡り展開されているECサービスですが、
このようなモール・プラットフォームだけでなく今や自分たち独自のECサイトを持つことも容易な時代です。
そこで、オンライン販売を行う上で絶対に知っておくべき方程式をご紹介し、それぞれどのような販売促進施策を進めることで結果に繋がっていくのかを解説していきます。
私は長年法人様向けにAmazonを主体としたECビジネスのコンサルティングをさせて頂いております。
コンサルと言っても難しいことはなく、現状の分析から基本的な販売戦略を一緒に考え、方向性をディスカッションしていくイメージです。
ただし、分析・検証を疎かに、そして低レベルな内容だと何も意味がないので、そこはプロとしてもっとも重要視しており、またご評価を頂戴しているポイントかと思います。
前置きはこのくらいにして、早速見ていきましょう!
基礎中の基礎!オンラインショップ運営の方程式とは!?
そもそもオンラインショップで売上を作るってどういうこと?
今回は基本となる大前提を正しく理解することが目的ですので、「そんなこと知ってるよ!」というような内容から説明しちゃいます。
オンライン販売とは、実店舗を持たずインターネット(オンライン)上で商品を販売することです。言葉の意味そのままですねw
では、売上を作るために必要なことはなんでしょうか?
それはズバリ商品です!
当たり前ですが、売る商品がなければオンラインショップで売上は作れません。
この「商品」の属性によって売り方は異なります。
- メーカーや販売店から商品を仕入れて、その仕入れた商品を販売するパターン。
- 自分がメーカー(製造者)で作った商品を販売するパターン。
さらに商流を細かく分類していくこともできますが、基本はこの2パターンで考えます。
1. メーカーや販売店から商品を仕入れて、その仕入れた商品を販売するパターンはいわゆる「せどり」と呼ばれるもので、安く仕入れて高く売ることで利益を積み上げていく方法です。
トレンドを捉えて需要が高い売れるものだけを仕入れて、それを仕入れ価格よりも高い値段で売る。この繰り返しです。
Amazonやメルカリ、ヤフオクなど誰でも簡単に物を売ることができる時代になり、今かなり流行ってますね。SNSでも「ビジネスやろうぜ!」という内容でせどり・物販がフィーバーしています。
そしてもう一つが 2.自分がメーカー(製造者)で作った商品を販売するパターンです。
これも「製造工場から仕入れて」 など細かく言い出すとキリがないですが、せどりと異なり自分自身がメーカーでありブランドオーナーとして商品を展開していくということになります。わかりやすく言うと、自分のオリジナル商品を販売していくことです。
まとめると、オンラインショップで売上を作るためには、
誰かが作った売れるものを「安く仕入れて高値で高値で売る」せどりと、「メーカーという立場で自分の商品を消費者に届ける」販売の2種類の方法があります。
私は後者のメーカーという立場でオンラインショップビジネスを拡大し、生業としていく法人様向けにお力添えをさせて頂いています。
オンラインショップ運営で抑えておくべき売上を作るための方程式とは?
お待たせしました!今日のメインディッシュ「オンラインショップで売上を作る基礎中の基礎【方程式】」をご紹介します。
この方程式は全てのオンライン販売をされている方に当てはまりますが、戦略的にメーカー・ブランドオーナー様向けの内容となります。
メーカー様、必見です!w
売上 = 訪問者数 × 購入率 × 平均単価
はい、以上です!!簡単ですがこれさえ正しく理解ができれば自ずと売上拡大のためにやるべきことが見えてくるはずです。
この方程式、せっかくなのでAmazonで用いられる用語で当てはめて見てみると、
売上 = セッション × ユニットセッション率 × 平均売価 となります。
Amazonでは「ビジネスレポート」と呼ばれる実績データをまとめたレポートを見ることができますので、必ず活用してくださいね。
オンライン販売成功の秘訣は基本を抑え情報をうまく活用することです。
ビジネスレポートを見ると上記の項目名で実績データを見ることができますので早速当てはめて計算してみてください!
訪問者数(セッション)とは?
これは自分のオンラインショップを見てくれたお客さんの数と覚えましょう。
さらに細かく考えると、1人が2回見に来てくれると、GV(グランスビュー)が2とカウントすることもできますが、複雑になりますのでまずは訪問者数が何人かを確認できれば十分です!
購入率(ユニットセッション率)とは?
購買率や購入転換率、コンバージョンレート(CVR)で表されることもあります。もしかするとCVRの方が馴染みがあるかもしれませんね。
難しく感じる必要はなく、単純に訪問者数(セッション)の●%が実際に購入してくれたのかを表す割合です。
セッションが100付いた日に、実際の購入者が10人いた場合は、購入率 = 10%となります。
平均単価(AUP)とは
これは売上1つあたりの平均商品単価のことです。10,000円の商品しか販売をしていない場合はもちろん平均単価は10,000円です。
また、ある日10,000円の商品が1つと5,000円の商品1つが売れた場合は、平均売価は7,500円になりますね。
この計算式は(10,000円 + 5,000円)÷ 2で求めることができます。
例えばAmazonのビジネスレポートでは
先ほどAmazonのビジネスレポートについて軽く触れましたが、例えば今回紹介した方程式に必要なデータは簡単にチェックすることができます。
こんな感じで必要な項目をすぐに確認することができるので、まだ見たことがないという場合はぜひチェックしてみてください!
まとめ
この記事ではオンライン販売(ECビジネス)を運営する上で、最初に理解しておくべき売上の原理についてご紹介しました。
全ての基本は「守破離」です。簡単なこと・当たり前のことをバカにせず自分の現状を正しく分析してこそ、成功への道標が見えてくるものです。
次回は方程式を活用してどのような販売促進施策を行うべきなのかをご紹介します。

✔︎ オンライン販売における売上を構成する基礎方程式は【訪問者数 × 購買率 × 平均単価】
お付き合いありがとうございました!